飲みの誘いの返事で恋愛は決まる|脈ありの見極めと返し方

「今度飲みでも行かない?」

その一行を、あんたは今、何度も見返してる。既読はつけた。指も動かしてる。……で、消す。また打つ。消す。

行きたい。でも、即レスは軽く見られる?いや遅すぎたら興味ないと思われるし。「いいね!」だけだと素っ気ないか。かといって「ぜひぜひ!めっちゃ嬉しい!」は……ガツガツしすぎだろ、さすがに(笑)。

あるいは逆。誘ったのに、返事が「いいね〜、また今度ね」で止まってる。この「また今度」って何。行く気あんの、ないの。

先に、いちばんデカい勘違いを潰しとく。飲みの返事は、日程を決めるための、ただの事務連絡だ。あんたがそこに意味を盛るから、話がややこしくなる。俺は昔スカウトをやってて、誘いと返事のやり取りだけで、その後どうなるかが読める場面を、何百回と見てきた。その目線で、両方の立場から分解していく。

目次

返事の中身より、日付が入ってるかで全部決まる

まず、送る側も受け取る側も、見るべき一点を言っておく。文面の熱量じゃない。日付が入ってるかどうか、だ。

熱意のこもった文面より、「来週の木曜」の一言

例を出す。返事A、「わ〜嬉しい!ぜひ行きたい!飲み大好きだから楽しみ!」。返事B、「いいね、来週の木曜あたりどう?」。……どっちが本気に見える?

Aのほうが、文字だけ見れば熱い。絵文字も勢いもある。でも、この返事、何も決まってない。行きたい気持ちを表明してるだけで、実現に一ミリも近づいてない。Bは、そっけないように見えて、話を前に進めてる。日付が入った瞬間、それは、社交辞令から予定に変わるんだよ。

前のめりな言葉は、いくらでも書ける。でも、日付を出すには、自分のスケジュールを開いて、確認して、そこを空ける覚悟がいる。手間がかかるんだ。だから、本気度は文面の温度じゃなく、日付の有無に出る。返事を受け取ったら、まずそこを見ろ。逆に、あんたが返す側なら、迷わず日付を入れろ。それだけで、大量の熱い言葉より、ちゃんと伝わる。

返信速度に、意味を持たせすぎるな

もう一個。返信の速さで、駆け引きしようとする人が多い。すぐ返すと軽く見られるから、わざと三時間寝かせる、とか。……やめとけ。それ、ほぼ意味ない。

考えてみ。相手は、あんたの返信時刻を、そんなに監視してない。仕事中に既読つけて、休憩に返す。それだけの話を、こっちが勝手に感情のグラフとして読もうとするから、混乱する。返せる時に、返せばいい。むしろ、不自然に遅らせると、日程調整がだらだら伸びて、その間に相手の熱が冷める。テンポよくやり取りが進む、その気持ちよさのほうが、よっぽど効くんだよ。

誘われた側の、返し方の正解

じゃあ、具体的にどう返すか。ケース別に置いとく。

行きたいなら、素直に行きたいと日付を書け

いちばん多いのが、行きたいけど、ガツガツしてると思われたくない、というやつ。分かる。でも、その遠慮が、いちばん機会を潰す。

素直でいい。いいね、行きたい。来週なら火曜か木曜が空いてる。……これで完璧だ。行きたい気持ちを一言、そして具体的な候補日。この二つが入ってれば、相手は次に進める。ここで、いいですね〜、みたいな曖昧な返しをすると、相手は、あれ、乗り気じゃないのかな、と受け取って、そこで話が止まる。

コップの水と一緒でな、相手が注いできた量に、こっちも同じくらい返すのがちょうどいい。向こうがカジュアルに誘ってきたなら、こっちもカジュアルに。丁寧に誘ってきたなら、こっちも丁寧に。相手より熱すぎても、冷たすぎても、噛み合わなくなる。

気は進まないけど、関係は壊したくない時

逆に、正直そこまで乗り気じゃない、でも角は立てたくない。この場合も、はっきりさせたほうがいい。

いちばんダメなのが、曖昧に濁して放置すること。また今度、で流して、既読だけつけて消える。これ、相手を宙吊りにするだけで、優しさでも何でもない。相手はずっと、次の一手を待たされる。

行かないなら、行けない、と伝える。理由は簡単でいい。ごめん、しばらくバタバタしてて。それだけで、相手は次に進める。それでも関係は続けたいなら、落ち着いたらこっちから連絡する、を添えて、実際に連絡する。……この、実際に、が大事な。言うだけ言って音沙汰なしなら、それは断りと同じだ。

返ってきた返事を、正しく読む

今度は、誘った側の話。返ってきた文面から、どう温度を読むか。

日程を返してくるか、宙に浮かせるか

読み方は、シンプルだ。基準は、さっきと同じ。彼女が、日程を返してきたか。

行きたい、その日はちょっと難しいけど、来週なら空いてる。……こういう、断りながら代案を出す返し。これは、かなり熱い。断ってるのに、会う可能性のほうは、ちゃんと生かしてる。この動きが出たら、前向きに見ていい。逆に、いいね〜、また今度ね、で終わって、それきり何も進まない。……こっちが具体的な日を出しても、ふわっと流される。これが二回続いたら、答えはもう出てる。

一回で判断するなよ。本当に忙しい時期ってのもあるからな。でも、二回、三回と具体案が宙に浮くなら、それは日程の問題じゃない。宙に浮いた誘いは、置いといても腐るだけだ。深追いせず、こっちも引く。

「行きたいけど」の後を、ちゃんと見ろ

もう一つ、判定に迷うのが、行きたいけど今忙しくて、っていうやつ。これ、その後の言葉で、全然違う。

行きたいけど、今月バタバタで。来月頭なら落ち着くから、その辺どう?……これは本物だ。ちゃんと着地点を用意してる。一方、行きたいけど、最近忙しくて。……で、終わり。着地点なし。これは、丁寧な断りである可能性が高い。

同じ「行きたいけど」でも、その後に道が続いてるか、そこで終わってるか。見るのは、そこだけでいい。文面の優しさに惑わされるな。優しく断るのは、彼女の礼儀であって、脈じゃない。

返事を待ってる時間の、過ごし方

送った、返ってこない。この待ち時間が、いちばん人を狂わせる。

返事がない時、追撃するな

送信して、既読はついた。でも返信がない。数時間、いや一日。……ここで、追撃を打つやつがいる。この前の件どうかな?とか、忙しかったかな?とか。

やめとけ。一回誘ったなら、答えは相手が持ってる。催促は、こっちの不安を相手に処理させる行為だ。しかも、追撃されると、相手は答える前に、圧を感じる。それだけで、返事が重くなる。

待つ間、頭ん中でシミュレーションを回すのも、無駄だ。無視されてる、嫌われた、あの誘い方がまずかった。……全部、根拠のない自作自演の物語だからな。返事が来ない理由の大半は、単に、まだ返してないだけ。そこに深い意味なんて、ないことのほうが多い。

一回流れても、全部が終わったわけじゃない

もし、その誘いが流れたとしても。関係が終わったわけじゃない。ここ、勘違いする人が多い。

タイミングが合わなかっただけ、ってのは、本当にある。仕事が詰まってた、体調が悪かった、単純に予定が埋まってた。その一回のノーを、自分への評価だと受け取って、そこから連絡を絶つ。……これがいちばん、もったいない。

正解は、平常運転だ。一回流れても、いつも通りに接する。不機嫌にならない、態度を変えない。で、少し時間をおいて、また別の機会に誘ってみる。その、断られても崩れない安定感が、実は、いちばん信用される。返事の内容より、返事をもらった後のあんたの態度のほうを、相手はよく見てるんだよ。

誘いと返事は、関係を測る道具じゃない

最後に、この記事の全部を、一本にまとめる。

飲みの誘いと、その返事。ここに、あんたは意味を持たせすぎてる。文面の熱量で愛情を測ったり、返信速度で興味の度合いを計算したり。……でも、これ、突き詰めれば、二人が同じ日に同じ場所にいるための、日程調整でしかない。

もちろん、そこに気持ちは出る。会いたい相手には、人は時間を作る。それは事実だ。でも、その気持ちは、絵文字の数や返信の速さじゃなく、日付を出してくれるかどうか、っていう、恐ろしく地味な行動に現れる。派手な文面より、火曜なら空いてる、の一言のほうが、ずっと本音に近い。

だから、あんたも同じことをすればいい。行きたければ、行きたいと書いて、日付を出す。行けないなら、はっきり伝える。返ってこなければ、静かに待つ。……なんだ、めちゃくちゃシンプルだろ。

一通の返事を睨んで、書いては消してを繰り返してるその時間。それ、実際に会って喋る一時間には、絶対に敵わないんだよ。だったら、さっさと日付を出して、その一時間を作りにいったほうが、早い。

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