女性を家に誘う理由と例文|口実なしで断られにくい誘い方

えっと……Wi-Fiのルーター、調子悪くて見てほしくて、とか?いや、不自然すぎる。じゃあ、貸したいDVDがあるから、で……いや今どきDVDて(笑)。頭の中で、部屋に誘うための「それっぽい理由」を、こねくり回してるあんた。分かるよ、そのシミュレーション。少しでも自然に、警戒されずに、って必死に台本を書いてるんだよな。

でも、残念な事実を先に置いとく。その理由をひねり出そうとしてる時点で、もう半分バレてる。用意した口実ってのは、本人が思ってる百倍、透けて見えるんだ。

俺は昔スカウトをやってて、口実で相手を動かそうとする人間と、正直にいく人間、その両方の末路を、嫌ってほど見てきた。どっちが得したか。その話をする。

目次

「理由」を探してる時点で、もう半分バレてる

なんで口実がうまくいかないのか。そこを分かってないと、どんな例文を拾ってきても、同じ落とし穴にハマる。

透けた口実ほど、相手を身構えさせる

女性は、その「理由」が本物かどうかを、驚くほど一瞬で見抜く。ルーターを見てほしい、DVDを貸したい、近くまで来たからちょっと寄って。……こういうの、彼女は過去に何度も聞いてる。使い古された口実は、口にした瞬間、あ、これは家に上げるための建前だな、って向こうに伝わってるんだよ。

しかも厄介なのは、口実がバレることそのものより、口実を用意したという事実のほうだ。わざわざ建前をこしらえたってことは、正直に言ったら来ないと思ってる、って白状してるようなもんだろ。だから彼女の中で、警戒のメーターが一段上がる。さっきまで楽しく喋ってたのに、急に一歩引かれる。あの空気、身に覚えのある人もいるはずだ。口実は、下心を隠すどころか、下心を隠そうとしてる事実を、でかい声で宣伝してる。

口実がいるのは、彼女の答えをすっ飛ばそうとしてるから

そもそも、なんで理由が欲しくなるのか。彼女に、来る?って正面から聞くのが、怖いからだ。ノーと言われるのが怖くて、質問そのものを回避して、気づいたら家にいる、っていう流れを作ろうとしてる。要は、彼女が自分で決める、そのプロセスを飛ばそうとしてるんだよ。

でも、ここが肝心なんだけど、彼女の「決める」は飛ばせない。飛ばせるのは、彼女が気持ちよく決められるかどうか、その快適さのほうだけだ。口実で答えをすっ飛ばそうとするから、相手は自分の意思を無視された気がして、逆に身構える。正直に誘うってのは、彼女を、来るか来ないかの判断に、ちゃんと招き入れるってこと。そこで、自由にイエスと言える形を作る。それが、結局いちばん強い。

いちばん効く理由は、正直で、ちゃんと逃げ道がある

じゃあ何て言えばいいのか。答えはシンプルで、拍子抜けするくらいだ。隠さず、まっすぐ誘う。そのうえで、断る余地を、本気で残しておく。この二つだけ。

隠さず言うほうが、なぜか警戒されない

不思議に思うかもしれないけど、正直に誘ったほうが、警戒されない。うちでもう少しゆっくり話さない?って素直に言われたほうが、ルーターがどうこう言われるより、彼女はよっぽど安心するんだ。

理屈はこうだ。彼女が身構えるのは、この人、何か企んでる、っていう気配を感じたときだ。裏があると、次に何をされるか読めない。読めないものは、怖い。ところが、隠し事なしでまっすぐ誘われると、その不気味さが消える。ああ、この人は変な小細工をしない人だ、って伝わる。透明でいることが、そのまま安心につながるんだよ。玄関先で粘る訪問販売と、正直な誘いの決定的な差は、まさにここにある。

「来ても来なくてもいい」を、言葉と態度に混ぜる

ただし、正直に誘うだけじゃ足りない。もう半分は、ちゃんとした逃げ道だ。無理そうなら全然いいからね、の一言を、必ず添える。

で、ここで多くの男がミスる。言葉では、来なくていいよ、と言いながら、全身から、頼む来てくれ、が滲み出てるパターン。彼女の返事に、あんたのイエス顔ノー顔が、あからさまに連動してるやつな。プレッシャーってのは、言葉より、その必死さから漏れるんだ。だから、口先だけの逃げ道じゃ意味がない。本当に、来ても来なくてもどっちでもいい、っていう軽さを、態度ごと出す。その余白が本物のときだけ、彼女のイエスも本物になる。自由に断れない誘いへのイエスなんて、その先ずっと、二人の間に小さなしこりを残すだけだからな。

そのまま使える誘い方と、地雷になる言い方

理屈は分かった、で、具体的にどう言うのって話だよな。そのまま使える誘い方を置いとく。全部に共通してるのは、嘘の理由がないことと、断る隙間があること。この二点だけは、外さないでくれ。

場面別の自然な一言

デートが盛り上がって、店がそろそろ看板って場面。「まだ話し足りないな。よかったら、うちで軽く飲み直さない?もちろん無理なら駅まで送るよ」。続きを楽しみたい、っていう本音そのままで、しかも帰る選択肢も同時に置いてある。

共通の話題を、そのまま使う手もある。前に映画の話で盛り上がってたなら、「この前言ってたあの映画、うちで観れるよ。今度、一緒に観る?」。今度、にしてるから、今夜すぐ、っていう圧もない。実際にその映画があるっていう、嘘のない誘いだ。

もっと軽い、おうちデートの提案でもいい。「次の休み、外もいいけど、うちでだらだら映画観て、なんか作って食べるのも楽しいと思うんだよね。どっちがいい?」。外か家か、彼女に選ばせてる。これなら、家がノーでも、外っていう着地点が残る。誘い自体を、ゼロか百かにしない。この余白が効くんだ。

訪問販売みたいに聞こえるNGワード

逆に、絶対に言うなってやつ。まず、作り話の用事全般。ルーター見てほしい、荷物持つの手伝って、あの系統は全部、透ける。それから、すぐ帰っていいから、の一言。これ、優しさのつもりだろうけど、逆効果でな。わざわざ帰る話を先にするってことは、帰れない状況を意識してる、って自白してるようなもんで、かえって身構えさせる。

あと、近くまで来たんだしうち寄ってきなよ、を、まだ打ち解けてない段階でやるのも地雷だ。距離が全然できてないのに、いきなり懐に踏み込むから、不意打ち感が出る。断られたあとに、なんで?ちょっとだけだって、と食い下がるのは、言うまでもなく最悪。その瞬間に、これまで積んだものが全部、音を立てて崩れる。

誘う前の下ごしらえが、当日の空気を決める

実を言うと、家に誘えるかどうかは、誘う言葉より、それまでに積み上げたもので、ほぼ決まってる。

家に呼ぶ前に、外で積んでおくもの

考えてみてくれ。何度もデートして、彼女がこっちに気を許してて、隣にいても緊張しない関係。そこまで来てるなら、うちで、の一言は、地続きの小さな一歩でしかない。でも、まだ数えるほどしか会ってない、隣に座っても空気が硬い。その段階で家に誘えば、どんな言葉を選ぼうが、飛躍に感じられる。

つまり、彼女が本当にうんと言う理由は、あんたの誘い文句じゃなくて、それまでに溜まった安心感のほうなんだよ。ここを、うまい一言でショートカットしようとするから、無理が出る。順番としては逆で、外でちゃんと信頼を積んでおけば、家の誘いは、わざわざ理由を探すまでもなく、自然にこぼれ出る。誘い方に頭を抱えてる時点で、まだ外での積み上げが足りてないサインのこともあるんだ。

部屋の状態が、無言のメッセージになる

もう一つ、見落としがちなのが、部屋そのものだ。あんたの部屋は、口を開く前から、彼女に何かを語ってる。

散らかり放題で足の踏み場もない部屋は、あなたを迎える準備も気もない、っていうメッセージになる。逆に、いかにも今日のために完璧にセッティングしました、照明も全部落として、みたいな部屋は、それはそれで、罠にかけられた感を出す。逃げ場のない空間に連れ込まれた、と彼女に思わせた瞬間、警戒は最大になる。目指すのは、その中間だ。清潔で、リラックスできて、でも気負ってない。ここでは緊張しなくていい、いつでも普通に過ごせる、っていう空気。彼女がくつろげる部屋ってのは、彼女が、いつでも帰れると感じられる部屋のことでもあるんだよ。

断られた時・迷ってる時の、たった一つの正解

どれだけ丁寧に誘っても、ノーはある。で、この場面での振る舞いが、あんたって人間の全部を映す。

「今日はいいかな」を、絶対にひっくり返そうとするな

はっきり、今日はやめとく、と言われた。これはノーだ。分かりやすい。問題は、うーん、どうしよっかな、みたいな、迷いや歯切れの悪さのほう。ここを、押せばいけるチャンスと読む男がいる。違うぞ。迷いは、ノー寄りだ。はっきりイエスじゃないなら、今日はやめておく、と受け取れ。

迷ってる相手を言葉で押し切って手に入れたイエスは、イエスの形をしたノーでしかない。その場は進んでも、彼女の中には、流された、っていう嫌な感触が残る。それは後々、必ず効いてくる。だから、迷いを見せられたら、こっちから軽く引く。今日はやめとこっか、送るよ、で笑って終わらせる。この引き際の潔さが、なぜか、いちばん彼女の記憶に残るんだ。

引いた男が、次に呼べる

ノーを、気持ちよく受け入れられる男。実は、これがいちばん次につながる。現場でも、何度もそういう場面を見てきた。

理由はシンプルで、押さなかったことで、この人は私の意思を尊重してくれる、っていう信頼が生まれるからだ。その信頼が、次の機会に、彼女のほうから警戒を解く土台になる。逆に、一度でも食い下がったり、断られたあとに不機嫌になったりした男は、そこで完全に終わる。安心して断れない相手を、人はもう一度誘おうとは思わない。これは、駆け引きで引いてみせろって話じゃないぞ。彼女の「今日はいい」を、心から尊重する。その姿勢そのものが、結果として、いちばん遠くまで届くってだけの話だ。あんたがやるべきなのは、彼女を口説き落とすことじゃない。彼女が、うん、って自分から言いたくなる相手になることだよ。

結局さ、彼女を家に上げる最高の理由なんて、一個しかない。彼女自身が、そこに行きたいと思ってること。それだけだ。あんたがやるべきなのは、うまい口実をひねり出すことじゃなくて、彼女が安心してうんと言えて、遠慮なくノーとも言える、そういう相手になることなんだよ。

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