彼氏いるのにラインしてくる女の心理|脈ありと暇つぶしの見分け方

これって脈ありっすよね。 焼き鳥を持ったまま、俺は返事に困った。目の前で後輩がスマホを差し出してくる。画面には、彼氏持ちの女の子から届いた深夜のメッセージがずらっと並んでた。

そいつの顔、前に見たことがある。 鏡の中で。二十三の頃の俺だ。

答えは、そのやり取りの中身には落ちてない。落ちてるのは時計のほうなんだよ。何を言われたかじゃなく、何時に届いてるか。

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送信時刻が、言葉より先に全部喋ってる

零時を過ぎてからしか来ないなら、答えは出てる

深夜一時、二時。この時間帯にだけ通知が鳴る相手。 理由は単純で、彼氏が寝てるか、その日は連絡を取ってないか、直前に揉めたか。三つのどれか。

昼の彼女には、ちゃんと座る場所がある。夜になって、その席が空いた分だけこっちに流れてきてる。 つまり時間帯そのものが、順位の発表なんだよね。

俺がスカウトをやってた頃、店の子たちのスマホが震える時刻を、嫌でも横で見てた。零時台の通知に返す顔と、夕方の通知に返す顔は、まるで違う。あれを毎晩見てたら、文面の解読なんて馬鹿らしくなる。

平日の昼に来るのは、単に手が空いただけ

十四時ごろの、意味のない一言。 今日ヒマ、とか、これ美味しかった、とか。写真一枚だけ、とか。

彼氏が仕事中で、自分も暇。指が勝手に動いた結果。 悪意もないし、好意もそんなにない。ここで浮かれると、あとで落差にやられる。

土曜の夜に届いたときは、意味が変わる

金土の夜。世の中のカップルが一番べったりしてる時間。 そこで通知が来たなら、少なくとも今その人は彼氏と一緒にいない。しかも、一緒にいない時間の使い道にこっちを選んでる。

この一通は、平日の十通より重い。 浮かれろとは言わない。ただ、記録しておく価値はある。

彼女たちに悪気はない。それが一番厄介

キープという言葉ほど、計算されてない

男側は、キープされてる、と言いたがる。策略を組まれた気になったほうが、まだ気が楽だから。 現実はもっと締まりがない。

店の子たちに何十回も聞いた。彼氏いるのに別の男に連絡するのはなんで、と。 返ってきた答えは、だいたい同じ。彼氏には言いたくない話があるから。深く考えてない、と真顔で言われたときは、こっちの頬が引きつった。

戦略で動く女は、そもそもLINEなんて雑に使わない。 無自覚な子ほど、遠慮なく踏んでくる。

彼氏の愚痴が届く相手は、審査員席にいない

うちの彼氏さ、こういうとこあるんだよね。 これを聞かされて、自分は選考に残ったと思う男。多い。実際は逆で、感情の置き場所として指名されただけ。

愚痴の相手は、恋愛対象から一段外れた場所に置かれてる。安全だから話せる。安全ってのは、手を出してこないと信頼されてるってこと。 褒め言葉ではあるけど、欲しい種類の褒め言葉ではないよな。

玄関に置きっぱなしの傘

彼女にとっての立ち位置を、身も蓋もなく言うとこれ。 雨が降った日にだけ思い出されて、晴れたら三ヶ月放置される傘。捨てられはしない。かといって、外に持ち出されもしない。

俺はこの傘を、半年やった。あとで書く。

脈ありと暇つぶしを分ける線は、一本しかない

昼間に、明るい場所で会えるかどうか

判定はこれで終わる。 土曜の十四時、駅前のカフェ。人目のある場所に、彼女が出てくるか。

出てくるなら、少なくとも隠す気がない関係。出てこないなら、その関係はスマホの中だけで完結する設計になってる。 夜だけ、車の中だけ、人が来ない場所だけ。条件が暗くなっていく相手に、明るい未来はまず来ない。

誘ってみて、いいね行こう、で三ヶ月日程が決まらないパターン。あれも同じ答え。

返信速度の非対称に、目を向けろ

向こうが送ってきたときの、こっちの返信は三分以内。 こっちが送ったときの、向こうの返信は半日。

この差、気づいてないふりをしてる男が本当に多い。俺もそうだった。既読の時刻をスクロールして確認して、そのくせ次の日も三分で返す。 数字は嘘をつかないんだよ。都合のいい解釈だけが嘘をつく。

自分の話を聞かれた回数を数えてみればいい

過去一ヶ月のトーク履歴をさかのぼって、彼女がこっちの近況を質問した回数を数える。 ゼロだったら、そういうこと。

会話がずっと彼女の話題で回ってるなら、それは相談窓口の営業時間であって、恋愛じゃない。

半年、毎晩一時に返し続けた男の末路

目の下と、仕事のミスが先に壊れた

二十三のとき。彼氏持ちの女の子と、半年ほぼ毎晩やり取りしてた。 一時に通知が来る。返す。二時半まで続く。翌朝七時に起きる。

三ヶ月目には、伝票の数字を二回間違えて先輩に怒鳴られた。天井の蛍光灯がやたら白く見えて、まぶたが痙攣してた。 それでもスマホは手放さない。震えるたび、胸のあたりが跳ねるから。

旅行の写真を見た、次の日も返信してた

ある夜、彼女のSNSに海の写真が上がった。二人分のサンダル。 指が止まって、画面をずっと見てた。エアコンの音だけがうるさかった。

で、次の日の一時。通知が鳴った。 俺、返してるんだよ。三分以内に。

あのときの自分を殴りたい気持ちは、今もある。同時に、殴っても止まらなかっただろうな、とも思う。あの半年、俺はちゃんと楽しかったんだ。それが一番たちが悪い。

招待状が届いた日

一年半後。彼女、その彼氏と結婚した。 封筒が届いた。中を開けて、名前の並びを見て、笑いが出た。ほんとに声が出た(笑)

出席で出したよ。二次会でビールを飲んで、いい奴だな、と思って帰った。 帰り道の電車で窓を見たら、思ってたより普通の顔してた。悔しさより先に来たのは、半年分の睡眠時間はどこ行った、という計算。

畳むのか、待つのか。どっちかを選べ

一回だけ、正面から聞く

やり方は一つでいい。 俺はそういうつもりで連絡取ってるけど、それでも続ける?

これを送ると、関係の温度がその場で確定する。返事が来ないか、既読で止まるか、話をそらされるか。どれでも答えは同じ。 逆に、彼女がちゃんと考え込んで返してきたなら、初めて次の話になる。

怖いのはわかる。ただ、聞かない限り、この状態は自動更新され続ける。

順番を飛ばした奴は、全員消えた

たまにいるんだよ。別れる前に手を出して、そのまま関係が始まったパターン。 俺の知る限り、長く続いたのは一組もない。始まり方の記憶って、二人の間にずっと残る。何かあるたび、その記憶が引っ張り出される。

一方で、うまくいった例も一つだけ知ってる。 その男は、彼女が別れるまで一切踏み込まなかった。相談には乗る、飯には誘わない。半年待って、別れた連絡が来て、それから一ヶ月置いて動いた。 待ったんじゃなくて、線を引いてただけ、と本人は言ってたな。

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