モテる男の相槌は種類が違う、聞き方で変わる印象

相槌って、なめてる人が多い。

会話術とか話し方とか、そういう本を読んでる人でも、相槌だけはどこか後回しにしてる。でも現場で何年も女性と話してきた経験から言うと、相槌の質で会話の深さが全部変わる。話の内容より先に、聞き方で人間性が出る。

スカウトやってた頃、同僚に一人、喋りが特別うまいわけじゃないのに女性に異常に好かれてる男がいた。何が違うんだろうってずっと観察してた。気づいたのが、相槌だった。あいつの相槌、種類が多くて、タイミングが絶妙で、声のトーンが毎回微妙に違ってた。

相槌を打ってるんじゃなくて、ちゃんと受け取ってた。

目次

そもそも相槌が下手な男に何が起きてるか

「はいはいはい」連発は聞いてないサイン

これ、自分も最初の頃やってた。

相手が話してる途中に「はいはい」って重ねる。テンポを合わせようとしてるつもりなんだけど、「はい」を連続で言う時って、実は次に自分が言うことを考えてる時なんだよね。聞いてない。聞いてるふりをしながら、頭の中では別のことが走ってる。

女性ってここの感度が高くて、ちゃんと聞いてるかどうかを相槌の質で判断してる。「はいはいはい」って来ると「あ、聞いてないな」って分かる。分かった瞬間に、話す気が少し削れる。それが積み重なると、なんかこの人に話してもな、という感覚になる。

「そうなんですね」だけで終わらせてる

これも多い。どんな話題にも「そうなんですね」で返す。

万能に見えて、万能じゃない。「そうなんですね」って、受け取ったという確認にはなるんだけど、そこに感情がない。相手の話に何も反応してないのと同じに聞こえる。

スカウト時代、声をかけた女性が「最近仕事でちょっと嫌なことがあって」って言った時に「そうなんですね」で返した後輩がいた。その瞬間の空気の冷え方、隣で見ててはっきり分かった。話してた子の目が一瞬曇って、「まあいいです、大したことじゃないんで」ってフタをした。フタをさせたのは「そうなんですね」だった。

感情が乗ってる話に、感情ゼロで返したら、相手は「あ、この人には話してもダメだ」ってなる。

リズムが一定すぎる

うん、うん、うん、うん。

これも聞いてないサイン。一定のリズムで打ち続ける相槌って、反射的なもので、内容を処理してない時に出る。メトロノームみたいな相槌を聞かされてる側は、どこかで「あ、適当に聞き流されてるな」って感じ取る。

相槌のリズムって、話の内容によって変わるのが自然。盛り上がってくる話には早く、しんみりした話にはゆっくり。そのリズムの変化が「ちゃんと話に乗ってる」を伝える。

モテる男の相槌が持ってる3つの特徴

感情が乗ってる

話の内容に応じて、相槌の声のトーンが変わる。

楽しい話には「え、マジで!」って少し前のめりな声。しんどい話には「それはきつかったですね…」って声が落ちる。驚く話には「えっ」って一拍止まる。

感情が乗った相槌って、相手の話をちゃんと受け取りましたよ、というサインになってる。受け取ってもらえた感覚って、人を饒舌にする。もっと話したくなる。その連鎖が会話を深くしていく。

スカウトで一番うまかった先輩の相槌、感情の幅が広かった。驚く時は本当に驚いてた。面白い時は本当に笑ってた。作ってなかった。それがそのまま相槌に出てた。

種類が多い

「うん」「へえ」「そうなんですね」しか持ってない人は、どんな話にも同じ相槌しか打てない。

モテる男の引き出しはもっと広い。「それで?」「え、どういうこと?」「なんか分かる気がする」「それ面白いな」「そっか…」「まじか」。話の種類や感情に合わせて、自然に使い分けてる。

引き出しが多いと、相手の話が展開していく方向に合わせて相槌が変わる。その変化が「ちゃんと一緒に話を追いかけてる」感になる。

間が入ってる

相槌って、打ちすぎても邪魔になる。

相手が話してる途中に被せない。一呼吸待ってから打つ。その一呼吸が「ちゃんと考えて反応してる」感を作る。即座に「そうなんですね」って返ってくる相槌と、少し間があってから「…それ、きつかったですね」って返ってくる相槌じゃ、重みが全然違う。

間があると、相手は「あ、この人ちゃんと受け取ってから返してくれてる」って感じる。その感覚が、信頼になる。

場面別、使える相槌の具体例

相手が楽しそうに話してる時

テンポを合わせて、こっちのテンションも少し上げる。

「え、それ面白い」「うそ、それで?」「なんか楽しそうですね」「分かる、あれよね」みたいな。話のテンポが速くなってる時は、相槌も短くして数を増やす。長い相槌を一個打つより、短い相槌を複数打つ方が、一緒に乗ってる感が出る。

笑いが起きた直後の相槌も大事で、笑い終わった後に「それ、最高だな」ってぼそっと言えると、笑いの余韻が伸びる。余韻が伸びると、その会話の記憶が強くなる。

相手がしんどいことを話してる時

ここが一番差がつく場面。

声を落とす。テンポを落とす。「それはきつかったですね」「なんかしんどいな、それ」「大変だったんですね…」。感情の言葉を使いながら、解決しようとしない。アドバイスを出そうとしない。ただ受け取る相槌を打ち続ける。

スカウト時代、連絡先を交換して後日会った子がいきなり仕事の愚痴を話し始めた夜があった。自分は何もアドバイスせず、「それ、ひどいな」「うん、うん、それで?」「なんか腹立つな、それ」ってひたすら受け取り続けた。1時間後に「なんかすっきりした」って言ってくれた。

何もしてない。ただ受け取った。でもそれが一番必要とされてた。

相手が何かを得意げに話してる時

ここで反応が薄いと、相手は「つまらなかったかな」って感じてシュンとする。

「え、詳しいんですね」「それ、どのくらいやってるんですか?」「そんなことまで知ってるの、面白いな」みたいに、相手の知識や経験を「へえ」じゃなくてちゃんと受け取ってるよ、という相槌にする。

得意げに話してる人って、認めてほしいという気持ちが乗ってる。その気持ちを受け取った相槌を打てると、相手は「この人、ちゃんと分かってくれてる」となる。「へえ、すごいですね」との違いは、中身があるかどうか。

相手が真剣な話をしてる時

テンポを落として、相槌の数を減らす。

真剣な話の最中に相槌が多すぎると、軽く流してる感が出る。一回聞いて、一回だけ「…そうか」って返す。その一言の重みが、ちゃんと受け取ってる感になる。

沈黙が来てもいい。真剣な話の後の沈黙って、処理してる時間だから。そこを埋めようとしないことが、一番の相槌になることもある。

スカウト現場で見た、相槌だけで空気が変わった瞬間

ある夜、路上で声をかけた女性がすごく話してくれた。仕事の話、家族の話、最近あったいいことと悪いこと。自分はほとんど喋ってない。相槌だけ打ち続けてた。

30分くらい経って、その子が「なんか、気づいたらめっちゃ話してた。普段こんな話しないのに」って言った。

自分が面白い話をしたわけじゃない。質問したのも数回だけ。でも相槌が変わると、相手の話す量が変わる。話す量が増えると、相手は楽しかった記憶として残す。楽しかった記憶を作ったのは、相手自身の話なのに、それをした場所として自分が記憶される。

相槌って、縁の下の力持ちみたいなもんで、目立たないくせに全部支えてる。

別の話で、後輩が合コンに行って「全然モテなかった」って帰ってきた時に話を聞いたら、相槌が「うんうん」と「そうなんですね」しか使ってなかったって言ってた。そりゃ印象残らないよって思ったけど、本人は相槌なんか関係ないと思ってた。話題とか、笑いとか、そっちに意識が全部行ってた。

相槌を変えることを次の合コンで試してみて、って言ったら、次の報告が「なんか話しかけてもらえることが増えた」だった。やることは変えてない。聞き方だけ変えた。

相槌を変える前に知っておくこと

テクニックとして使おうとすると逆効果

相槌の種類を増やして戦略的に使おう、ってなった瞬間に不自然になる。

相槌って話の内容に反応して自然に出てくるものだから、どの相槌を使おうって考えながら打つと、タイミングがズレる。ズレた相槌は、ないより悪い。

まず相手の話をちゃんと聞くことを優先する。ちゃんと聞いてると、自然に感情が動く。感情が動くと、それに合った相槌が出てくる。相槌の種類を増やすより、聞く質を上げる方が先。

相槌より「聞いてる時の顔」が先

相槌ってそもそも、聞いてる時の態度の一部。

目線が泳いでる、スマホが気になってる、次に何を言おうか考えてる。そういう状態で打つ相槌って、どんなに種類が多くても嘘くさい。

逆に、相手の話にちゃんと集中してると、相槌が多少下手でも伝わるものが伝わる。集中してる人の顔って、表情が話に合わせて動く。その表情の動きが、言葉より前に「ちゃんと聞いてる」を伝えてる。

相槌は後からついてくるもので、聞く姿勢が先にある。姿勢が整ったら、相槌の質は自然に上がってくる。

沈黙も相槌の一種

何も言わずにただいる、それも立派な相槌。

相手がしんどい話をしてる時、言葉が出てこない時、ただそこにいて黙って聞いてる。その沈黙が「一緒にいるよ」というメッセージになる。言葉の相槌じゃなくていい場面がある。

モテる男って、言葉の相槌と沈黙の相槌を使い分けてる。全部言葉で埋めようとしない。その余白が、相手に「この人のそばにいると楽だな」という感覚を作る。

相槌って、会話のBGMみたいなもんで、良い時は気づかれない。でもなくなった瞬間に、ものすごく寂しくなる。そういうものを丁寧に扱える男が、気づいたらモテてる。派手な話術より地味に効いてくる、それが相槌の本質だと思ってるよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ブログの著者プロフィール

元スカウトマン
どう声をかけたら止まってくれるか、どんな話題で心を開いてくれるか、どんな言葉で信頼してもらえるかを徹底的に研究するようになりました。
今はスカウトの現場を離れましたが、あの頃に培った実戦の会話術は、普通の恋愛やデート、職場での人間関係にもめちゃくちゃ役立つと思っています。

コメント

コメントする

目次