女性の本音を見抜く方法、言葉より先に読む技術

女性の言ってることと思ってることが違う、って感じる場面がある。

「大丈夫」と言ってるのに大丈夫じゃない顔をしてる。「気にしてない」と言ってるのに明らかに気にしてる。「好きにしていいよ」と言ってるのに、好きにしたら怒ってた。

なんで本音を言わないんだ、ってなる。でもそれ、本音を隠してるんじゃなくて、本音を言葉にするより先に出てる情報がある、という話の方が正確だったりする。

スカウトで声をかけた瞬間から相手の状態を読む作業を毎日してた。言葉が出てくる前の段階で、今この人は話せる状態か、警戒してるか、疲れてるか、何かある状態か。それを読んでから動くかどうかを判断してた。言葉を信じるな、という話じゃない。言葉と一緒に出てる情報を見る、という話をする。

目次

女性が本音を言葉にしない理由

言葉にしたら重くなる

本音って、言葉にした瞬間に重くなる。

頭の中でぼんやりと「なんか嫌だな」と思ってるものを「嫌だ」と言った瞬間、それは明確な感情になる。明確になると、相手も自分も、それに対して何かをしなきゃいけない空気になる。

その重さを避けるために、言葉にしない。表情や態度には出てるけど、言葉には出てこない。

スカウトで路上に立ってた頃、女性が「別に大丈夫です」と言いながら歩く速度が落ちてることがあった。言葉と行動が逆を指してる。行動の方が本音に近いことが多かった。

言ったら傷つくかもしれないという恐怖

本音を言って、否定されたり笑われたりした経験がある人は、次から言わなくなる。

「そんなことで悩むの?」「気にしすぎじゃない?」みたいな返しを経験してると、次は言わない。言わないけど、感じてることは確かにある。その感じてることが態度に出てくる。

自分でも分かってないことがある

これが一番気づきにくい。

本音を隠してるんじゃなくて、自分でも何を感じてるのか言語化できてない状態。なんかもやっとする、でもそれが何なのか分からない。言葉にできないから、態度でしか出てこない。

この状態の時に「本音を教えてよ」と迫っても出てこない。出てこないのは嘘をついてるからじゃなくて、本当に言語化できてないから。

本音が出てくる場所

言葉の端っこ

言いかけてやめた言葉、言い終わった後に出てくる「まあいいけど」「別に」みたいな付け足し。

「まあいいけど」は、よくないよ、のサイン。「別に」は、別にじゃない、のサイン。言葉のメインより、その端っこに本音が漏れてることがある。

スカウト時代、女性が「スカウトの話、聞いてもいいけど…」と言った時の「…」の部分に、その後の流れのヒントがあった。「いいけど」の後に来る何か。そこを聞けるかどうかで、会話が全然変わった。

「いいけど、って続きがあります?」みたいに端っこを拾う。拾った瞬間に「ちゃんと聞いてくれてる」が伝わって、話してくれることがある。

話すテンポの変化

普段のテンポより速くなる、遅くなる。この変化に本音が乗ってることが多い。

興奮してること、嬉しいこと、怒ってることは速くなりやすい。悲しいこと、不安なこと、言いにくいことは遅くなりやすい。

テンポの変化を読んでると、どの話題に感情が動いてるかが見えてくる。感情が動いてる話題に、その人の本音が近くにある。

話題の切り替えのタイミング

自分から話題を変えた時。

何かを話してる途中で急に別の話題に変えた時、その前の話題に触れたくない何かがある場合が多い。「まあそれはいいんですけど」「ところで」みたいに。

切り替えた直前の話題が気になる時は、しばらく経ってから「さっき話してた件、気になったんですけど」と戻してみる。すぐ戻すと押しつけになるけど、少し間を置いてから戻すと、本人も整理できてて話せる状態になってることがある。

笑い方

本音が出てる笑いと、愛想笑いは違う。

愛想笑いって、声が先に出て、顔が追いかける感じ。目の周りの筋肉が動いてない。本物の笑いは、全部が同時に動く。目の周りにしわが寄る。

愛想笑いが多い時は、本音と違うことを言ってる状態のサインになってることが多い。愛想笑いが消えた瞬間が、本音に近い状態。

体の向き

言葉で「いいですよ」と言ってても、体が話し手から離れる方向を向いてる時。

体の向きって、意識してコントロールしにくい。だから本音が出やすい場所。

こちらに体が向いてる時は、話に乗ってる。体が斜めになってきたり、足が出口方向を向いてきたりする時は、会話への興味が落ちてきてるか、居心地が悪くなってきてるサイン。

本音を引き出す質問の仕方

「なんか気になることある?」

これ、シンプルだけど意外と効く。

「大丈夫ですか?」は答えが「大丈夫」に固定されやすい。「なんか気になることある?」は、ある場合に「実は…」が出やすい。

「大丈夫か」を聞くより「何かあるか」を聞く方が、本音が出てくる入り口を広げられる。

沈黙を使う

これ、路上で何年も働いてから一番腑に落ちた方法。

何か気になることがある時、人って話したい気持ちと話したくない気持いが両方ある。その葛藤が続いてる時に、沈黙が来る。

その沈黙を埋めようとしない。待つ。待てる人のそばでは、しばらくして「実はちょっと…」と始まることがある。沈黙を埋めた瞬間に、出かけてた本音が引っ込む。

スカウト時代、女性が黙った時に何も言わずに待てた日は、その後に深い話が始まることが多かった。待てない日は、浅い会話で終わった。待つことが一番難しくて、一番大事だった。

「さっきの話、もう少し聞かせてもらえる?」

話題を変えようとした後に、さっきの話に戻す。

「さっきの話」と明示することで、気になってたよ、ちゃんと聞いてたよ、というサインになる。そのサインが、もう少し話してもいいかな、という気持ちを引き出すことがある。

ただしタイミングと言い方が全て。「さっきのって結局どういうこと?」みたいな詰め方はダメ。「気になったんで、もし話せそうなら」くらいの柔らかさで。

自分の本音を先に出す

自己開示の返報性。

こっちが本音を先に出すと、相手も出しやすくなる。「実は自分もこういうことがあって」という話を先にすることで、本音を話してもいい空気が生まれる。

等身大の自分を見せてくれた人には、等身大で返したくなる。これが自然に起きると、お互いの本音が出てくる会話になる。

やってはいけないこと

「本音を言ってよ」と迫る

これで本音が出てきたことは、スカウト時代を含めてほぼない。

迫られると守りに入る。守りに入った状態で出てくる言葉は、本音じゃなくてその場を収める言葉。

「なんかあるんでしょ、言ってよ」は詰問になる。詰問から本音は出てこない。

読み取った本音を確認する

「今、怒ってるよね?」「傷ついてるんでしょ?」みたいに、読み取ったことを言葉にして確認する人がいる。

当たってたとしても、言われた側は「当てられた」感覚になる。プライバシーを覗かれた感じ。次から感情を出さないようになることがある。

読み取ったことは、確認しなくていい。分かってる前提で、そっと寄り添う方向で動く。「なんかしんどそうだなと思って」くらいの言い方の方が、相手が受け取りやすい。

全部言語化させようとする

言語化できてないから言わないのに、全部を言葉にさせようとする。

「つまりどういうこと?」「もっと具体的に言って」みたいに。これ、言語化できてない人には酷なお願い。

言語化できてないものは、無理に引き出そうとしない。話してくれる準備ができた時に出てくる。その時まで、ただそこにいる。

本音が分かったその先

読み取れた本音を、どう扱うかの話。

本音が分かった時にやることは、使うことじゃなくて、受け取ること。

「あなたが本当は〇〇と思ってるの分かってるよ」みたいに切り出すのが一番ダメ。分かってても黙っておく。その分かってる状態で、相手が話しやすい方向に会話を持っていく。

路上で女性の状態を読んで、疲れてそうだと感じた時に「今日疲れましたよね」と言わずに、「ゆっくり話せる感じですか?」と聞いてたのと同じ。読んだことを使うんじゃなくて、読んだことを相手のために使う。

その差が、本音を引き出せる人と、本音を引き出そうとしてる人の差だと思ってる。

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この記事を書いた人

ブログの著者プロフィール

元スカウトマン
どう声をかけたら止まってくれるか、どんな話題で心を開いてくれるか、どんな言葉で信頼してもらえるかを徹底的に研究するようになりました。
今はスカウトの現場を離れましたが、あの頃に培った実戦の会話術は、普通の恋愛やデート、職場での人間関係にもめちゃくちゃ役立つと思っています。

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