美容師の女性と何を話せばいい?自然に距離が縮まる会話の作り方

美容室って、なんであんなに独特の緊張感があるんだろう。

向かい合う鏡、逃げ場のない椅子、90分という決まった時間。気になる美容師さんがいたとして、何を話せばいいか分からないまま「ありがとうございました」で終わる。次また来た時も同じ流れ。気づいたら何ヶ月も通ってるのに、全然距離が縮まってない。

目次

美容師さんとの会話が難しい理由

相手は仕事中という事実がある

美容師さんって、仕事として話してくれてる部分がある。

プロとして場を楽しくしようとしてくれてるから、会話が弾んでも「仲良くなれた」と単純に判断できない。相手が社交的に見えるのは、仕事のスキルの一部だったりする。

これを分かった上で話す方がいい。勘違いしてガツガツいくと、向こうはただの対応が大変なお客さんになってしまう。

ただ、仕事として話してる部分と、素で反応してる部分は確かに違う。その違いを読めるようになると、関係の温度が見えてくる。

90分という時間が逆にプレッシャーになる

一見チャンスに見えるけど、90分って長すぎると感じる人もいる。

ずっと会話しなきゃいけない義務感みたいなものが生まれて、話題が尽きた時の沈黙が怖くなる。怖くなって焦って変な話題を出す。変な話題が空気を壊す。

沈黙を怖がらなくていい。美容室の沈黙って、実は普通。施術に集中してる時間もあるし、お互いが黙ってる時間があっても全然おかしくない。その感覚を持っておくだけで、会話の圧が全然変わる。

鏡越しの会話という特殊な環境

美容室って、向かい合って話してるわけじゃなくて、鏡越しに目が合う状態で話してる。

この状態、顔の表情が読みにくい。相手の反応を正確に受け取りにくい。だから「今の話、大丈夫だったかな」という確認が普通の会話よりしにくい。

鏡越しに目が合った時に、ちゃんと目を合わせる。それだけで、ちゃんとこの空間にいますよ、というサインになる。

何を話すか、の前に何をしないか

指名してることへの言及を早めにする

これ、意外と言えてない人が多い。

「いつも〇〇さんにお願いしてるんですよね」「また担当してもらえてよかった」という一言、早い段階で言える人は印象に残りやすい。

指名してる、という事実は美容師さんにとって嬉しいことのはず。でもそれを伝えないと、ただのリピーターのお客さんで終わってしまう。言葉にして初めて伝わる。

ただしこれ、最初に「あなたに会いたかったから来た」という重さで言うと引かれる。「またお願いできてよかったです」くらいの自然な温度感で十分。

施術中に質問ばかりしない

美容師さんが集中してる作業中に、矢継ぎ早に質問を重ねるのは避けた方がいい。

カラーしながら、カットしながら、同時に会話に集中するのって相手にとって負荷がある。話しかけてはいけないわけじゃないけど、手が止まるような深い話を集中作業中に振るのは気をつけた方がいい。

会話のタイミングって、鏡を見ながら確認してる時間、少し手が止まってる時間、そういう場面の方が乗ってきやすい。

美容師さんとの会話で使いやすい話題

今日のスタイルへの感想と質問

これが一番自然な入り口で、一番喜ばれやすい。

「今日はどういうイメージにしてもらおうか迷ってて」「前回から少し変えたいんですけど、どういう方向がいいと思いますか?」みたいに、仕事への質問として入ると、相手も話しやすい。

仕事の話から入ると、相手は専門家として話せる。専門家として話す時って、知識や経験が出てきやすくて、会話が充実しやすい。しかも「この人は自分の仕事を尊重してくれてる」という感覚が生まれる。

カットが終わって「すごくいい感じになりました、どういうところを意識してくれたんですか?」みたいに、仕事への関心を示す言葉って、美容師さんにとって嬉しい言葉だと思う。

季節や最近の話題

ありきたりに見えるけど、入り口として安定してる。

暑いとか寒いとかの話、最近の出来事、街の話。これらって答えやすい上に、そこから展開しやすい。「最近どこかいいとこ行きました?」「この辺、最近何か変わりましたよね」みたいに。

ただし、この話題をずっと続けると薄いまま終わる。入り口として使いながら、相手が乗ってきた話題の方に深掘りしていく。

美容師さんの仕事への興味を素直に聞く

「美容師になったのはどういうきっかけだったんですか?」「この仕事をしていて、楽しいと感じる瞬間ってどういう時ですか?」みたいに。

仕事のことを純粋に聞いてくれる人って、美容師さんにとって珍しかったりする。技術的な質問より、その仕事への向き合い方みたいなことを聞かれると、答えてて楽しくなる部分があると思う。

ただこれ、唐突に聞くと「なんで?」ってなる。会話の流れの中で、自然に出てくるタイミングがある。そのタイミングを待つ。

スカウトで美容師さんに声をかけた時、路上だから当然仕事外の時間だったけど、仕事のことを聞くと目が変わる人が多かった。好きでやってる仕事の話をする時の人って、声のトーンが違う。その変化が出てきた瞬間が、一番会話が深くなりやすいタイミングだった。

相手のことを観察してコメントする

「いつもネイルがおしゃれですよね」「今日のスタイリング、すごく好きです」みたいに、相手自身への観察コメント。

仕事の話より少し個人的な話に向かっていく入り口として使える。相手が意識して選んでるもの、こだわってるものへのコメントは、ちゃんと見てましたよ、というサインになる。

ただし外見への直接的な言及は気をつける。「かわいいですよね」みたいな言い方は、相手によって受け取り方が全然違う。選んだもの、こだわってることへのコメントの方が自然に刺さりやすい。

美容師さんが話しやすくなる聞き方

施術についての感想を言葉にする

黙って終わるより、何か一言感想を言う。

「手際がいいんですね」「ここってそういう風になってたんですか、知らなかった」「なんかすごく気持ちいい」みたいに。施術を受けながら、感じたことをそのまま出す。

これって話題とは少し違うけど、会話の温度を上げる効果がある。感想を言ってもらえると、相手は仕事をちゃんと受け取ってもらえてる感覚になる。その感覚が、もう少し話してみようという気持ちを引き出す。

短い質問で返せるように聞く

「趣味はなんですか?」みたいな、答えの幅が広すぎる質問は、仕事中の相手には少し重い。

「休日どんな感じで過ごすんですか?」くらいの軽さで聞く。作業しながらでも答えられる質問の方が、相手が乗ってきやすい。深い話は、施術が一段落した後のタイミングで。

リアクションを声に出す

相手が何かを話してくれた時、「へえ」「そうなんですか」「それ面白いですね」みたいに声に出す。

鏡越しだから、表情だけで反応してても相手から見えにくい。声に乗せることで、ちゃんと聞いてますよ、が伝わりやすくなる。

やってはいけないこと

プライベートを早めに聞きすぎる

「彼氏いるんですか?」「住んでるの近くですか?」みたいな、プライベートへの踏み込みを早い段階でやると警戒される。

美容師さんって、仕事として関わってくれてる。その関係性がある程度温まる前にプライベートに入ると、仕事とプライベートの境界線を越えてきた人、という認識になりやすい。

関係が積み重なった頃に自然に出てくるのを待つ。こっちから掘りにいかない。

クレーマー的な話をする

前の美容院での失敗談、他の美容師さんへの不満、みたいな話は避ける。

美容師さんにとって、同業他社や前の担当者の悪口を聞かされる時間は居心地が悪い。しかも話してる側の印象が良くない方向に傾く。

ネガティブな話を持ち込まない。持ち込んでも何もいいことがない。

仕上がりへの不満をストレートに出す

これ、仕上がりに対して思ってることを正直に言うのは大事だし、修正してもらう権利もある。

でも言い方がある。「なんかイメージと違って…」という伝え方と「もう少しここを〇〇にしてもらえますか?」という伝え方では、受け取り方が全然違う。

具体的にどうしたいかを言葉にする方が、相手も対応しやすいし、関係がこじれない。

連絡先を交換したい時の動き方

関係が温まってきたと感じたら、タイミングを見て一歩進む。

会計の後、帰り際に「またお願いしたいんですけど、直接連絡してもいいですか?」と聞く。美容師さんへの連絡先の聞き方として一番自然な形は、指名したい意思を示しながらの聞き方。

「指名してもいいですか」は当然いいと思うけど、それより「直接連絡してもいい?」の方が個人的なつながりを作ろうとしてる感が出る。断られても「あ、お店の方を通してください」みたいな形で処理できるから、お互いにとって気まずくなりにくい。

ただこれ、関係が温まってないうちにやると逆効果。何度も来てる、会話が続いてる、相手もこっちに向けて話してくれてる、そういう段階まで待つ。

スカウトで身についた感覚として、相手がこっちへの質問を自分からしてきた時、これが一番の脈ありサイン。美容師さんがこっちのことを聞いてきた、興味を持って聞いてきた、その瞬間が一番関係が近づいてる状態。

その瞬間を大事にする。大事にした積み重ねが、店外でも話したいという気持ちを自然に作っていく。

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この記事を書いた人

ブログの著者プロフィール

元スカウトマン
どう声をかけたら止まってくれるか、どんな話題で心を開いてくれるか、どんな言葉で信頼してもらえるかを徹底的に研究するようになりました。
今はスカウトの現場を離れましたが、あの頃に培った実戦の会話術は、普通の恋愛やデート、職場での人間関係にもめちゃくちゃ役立つと思っています。

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